安楽死について私が思うこと

安楽死について私が思うこと
投稿日 2024年12月22日 23:15:51 （ダイエット）

苦痛に悶えながらも安楽死に反対――難病ALS患者が命を懸けた訴え、生きたいと思える社会を目指して

「安楽死で死んでいけるような社会を目指すなら、希望をもてる社会ではありません」全身の筋肉が徐々に衰えていく難病のALS患者、岡部宏生さん(66)は、苦痛に悶えながらも、命を懸けて猛然と安楽死の反対を訴えている。

イギリス議会で安楽死を認める法案が成立に向けて前進するなど、ヨーロッパでは安楽死を法制化する動きが相次いでいる。日本でも安楽死を認めてほしいという声は後を絶たない。

同じ難病に苦しむ患者や、そうでない人々へも「生きること」を励まし続けてきた岡部さんは今年の夏に体調を崩し、現在、意思表示ができない状態にある。「生きたいと思える社会」を目指し、声を上げ続けた思いに迫る。

岡部さんは安易に死を選択する人が相次ぐかもしれないと、安楽死が認められることに強い危機感を抱いている。「私も1日のうち4割の時間は死にたいと思うほど辛いです。そんな時に『死なせてあげよう』と言われたら、間違いなく『なら死なせて』と言ってしまうでしょう」介護していた妻がうつ病になり、その後、亡くなった際には自分を責めたという。

「こんなに介護が大変ならば、家族の介護負担をなくすために安楽死しようという人が必ず出てくると思います」

裁判では岡部さんら多くのALS患者が傍聴を続け、判決後の記者会見では「安楽死の合法化は、安易に死を選択することになりかねない」と全力で反対した。

「安楽死がどんどん広がってしまうことが恐ろしいです。だから私は安楽死に強く反対します」

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世の中には絶対的なことと、そうではないことがあります。

例えばですが殺人や子供への虐待について考えた時

これはどこの国であろうが、どんな人であろうが「絶対にやってはいけないこと」であり「絶対に許されないこと」です。

こういう絶対的なことに対して「そういうことをしてはいけない・そういうことをするな」と言うのは許されて当然ですが

そういったこと以外の「絶対的でないこと」に対しては「そういうことをしてはいけない・そういうことをするな」と批判したり強制することは許されません。

ALS患者の岡部さんですが「自分はどんなに辛くてもどんなに苦しくても安楽死を求めることなく寿命を全うしたい」というならそれは岡部さんの自由ですから好きにしたらいいと思います。

でも世の中には「あまりにも辛くてあまりにも苦しくて死んでしまった方が楽。今すぐ死んでしまいたい」そう思う人だっているんです。

なのに全く関係ない第三者が「死ぬのは絶対にダメ！絶対に許さない！どんなに苦しくてもどんなに辛くても寿命が来るまでは生き続けろ！」みたいな命令をすることはできないしそんな権利はないはず。

『安楽死』っていうのは別に生きたいと思ってる人に『お前の病気は絶対に治らない。死ぬのを待つだけ。お金もかかるし介護する家族も大変だからさっさと死ね』と言って人を無理やり死なせる事じゃないんですよ。

あくまで肉体的にも精神的にもあまりにも辛すぎて「もう我慢することができない。一刻も早く死んでしまいたい」と思う人が望むことじゃないですか。

何でそれを赤の他人が否定したり批判したりできるのか、私には全く理解できませんし理解したいとも思いません。

しかもこの人この岡部さんっていう人は、介護があまりにも大変で奥さんが鬱になって命を絶っているんじゃないですか。

自分の妻が自分のせいで亡くなっているのになのに「自分は何があっても生き続けたい」だの「安楽死を認めてはいけない」だの「そんな事を認める世の中になるのは許されない」とか何？

あくまでも個人的な意見ですが、そっちの方が全然理不尽すぎると思います。

もし私だったらですが、

24時間365日言葉にできないような痛みや苦しさの中で生きながらえなければいけなくて

しかも私を介護する家族が肉体的にも精神的にも金銭的にも追い詰められて死を選ぼうとしている

そんなことになったら、もう本当にさっさと安楽死させて欲しいと願うと思いますし

そしてそれは私の自由であり私の権利です。

なので誰にも批判したり否定したり文句を言って欲しくないし

「自分の権利は大声で主張するのに、他人の権利は批判したり否定するとか、ふざけたこと言ってんじゃねーよ」って思います。

安楽死というと問題が難しすぎて「自分にはよくわからない」という人がいるかもしれませんが

他のことに例えて言うとよくわかるかもしれません。

例えば美容整形についてです。

「小さな頃からブスだブスだと言われてもう生きていくのが辛くて我慢できない」

「この姿のままで生き続けていくぐらいなら死んだ方がまし。だから美容整形したい」

これはその人の自由ですし、その人の権利です。

もちろん美容整形したところで思い通りの顔になる確証はありませんし失敗するリスクもあります。

でもそれを踏まえた上でも「この顔のままで生きていくことはできないんだから手術をしたい」と言うなら、自己責任で手術すればいいだけの話です。

なのに「ブスは美容整形しないといけない。ブスは美容整形するのが正しい。そんなことが当たり前の世の中になってしまうのは間違っている」「そんな世の中になってしまったら大変だから美容整形なんて絶対に許さない」っていうのはおかしいでしょ？

でもこの岡部さんが言ってるのはそれと同じ話なんですよ。

あともう一つ別の例をあげていますが、ものすごく頭のいい子がいたとします。

小学生のうちに大学受験をできるぐらいの知能があり特別に大学を受験できるようになったとします。

本人も大学受験をしてみたいと言っていてチャレンジする気満々でいるのに、それを全く関係ない赤の他人が

「小学生のくせに大学受験をするなんて生意気だし許せない！」「それにこの子にそんな権利を認めてしまったら他の小学生が可哀そうだ！」「あの子は大学受験できるのに何でお前は大学受験できないんだと他の小学生が馬鹿にされることになる」「そんな世の中になったら大変なので小学生に大学受験なんかさせてはいけない！」

そういう風に猛批判・猛抗議してるのと同じこと。

早い話が『論点のすり替え』っていうやつです。

バカバカしくて話になりません。