フジテレビの会見をみて思ったこと

フジテレビの会見をみて思ったこと
投稿日 2025年1月28日 19:13:44 （ダイエット）

フジテレビ側が本当の事なんか言うわけがないので

今回の会見でも超ポンコツな応答しかできないことは

各メディア・芸能関係者・国民の多くがわかり切っていた事だと思いますが

予想通り見え見えの嘘と、苦しい言い訳と、みっともない言い逃れに徹していました。

その結果、今回の会見はこうなったわけです。

メディアから質問される

↓

フジテレビが嘘をつく

↓

メディアから矛盾点を指摘される

↓

それに対してフジテレビが嘘に嘘を重ねる

↓

メディアからフジの返答の矛盾点を再度指摘される

↓

港社長がドモりながら意味不明な言い訳をする

↓

それに対しまたメディアから強く突っ込まれる

↓

港社長が大汗かいて、しどろもどろになりながらみっともない言い逃れをする

↓

会場内から罵声と怒号が響く

これを10時間半、延々と繰り返したわけです。

前回行った会見の大失敗を受けて今回の会見は

参加を希望するメディアを全て受け入れたこと

質疑応答を無制限にしたこと

生中継ではなくディレイ放送にしたこと

港社長と喜納会長が辞任したこと

(会見後、遠藤副会長も辞意表明)

この点に関してだけ取りあえず評価できましたが

それ以外は『全く』と言っていいほど、何の意味も何の価値もない会見だったと思います。

前回の会見から数日間とはいえ、時間が空いていたんだから

「この事についてはきちんと説明しよう」

「この件に関してはハッキリと言い切ろう」

「この質問については中途半端に答えず〝今の時点でわかっていないので第三者委員会の調査結果が出てから改めてお話させて頂きます”〟ということで徹底しよう」

っていう打ち合わせをしておかなければダメだったはず。

それなのに、

・きちんと説明した事が何もない

・本当の事を話さなかった

・新しい情報をひとつも出さなかった

・いい加減な言い訳とみっともない言い逃ればかりだった

・本当は自分たちを守る事しか考えてないくせに「言えなかったのは被害者を守るため」「行動できなかったのは被害者を守るため」「中居さんの番組を中止しなかったのも被害者を守るため」と被害者に責任転嫁していた

・フジの悪の根源、日枝久を登壇させず日枝久に何の責任も取らせなかった

こういった最低最悪な会見にしてしまいました。

これでは本当に一体何のためにわざわざ会見を開いたのかわかりません。

フジテレビには、っていうか

フジサンケイグループには優秀な顧問弁護士やメディア対応(リスクマネジメント)の専門家がついているはずなのに、その人たちも一体何をしていたんですかね？

もしかして顧問弁護士やリスクマネジメントの専門家もポンコツとか？

でも正直に言ってしまうと、私が一番唖然としたのは、フジテレビ側のポンコツぶりではなく質問をする記者側のレベルの低さです。

もう本当にあまりにも低能で低俗でびっくりするやらガッカリするやら、とにかくめちゃくちゃイライラしました。

今回の会見は質疑応答を目的としたもので、自分の感想や自分の意見や自分の主義主張を大きな声で発表する場ではありません。

なのに「私はこう思う」とか「あの時はああだったこうだった」とか「昔こんなことがあった」とか「大体フジテレビはああだこうだ」とか

直接関係ない話を長時間に渡ってベラベラベラベラとしゃべり続ける記者があまりにも多、本当に頭がおかしいんじゃないかと思いました。

あんな目立ちたがりのアホ記者たちがいなければ、多分5時間ぐらいで済んだのではないかと思います。

「メディアのより好みをしなかった」「参加を希望するメディア関係者は誰でも参加できた」というのはある意味では評価できる反面、今回のように悪質で低能で低レベルでどこの馬の骨ともわからないような記者まで入れてしまう事につながります。

そして実際10時間半にも及ぶ超ロング会見になってしまっています。

しかもその間休憩できたのはたったの1度、15分間だけ。

フジテレビ側には質問に答える義務がありますし「無制限」とした以上、フジテレビ側から「もうこの辺りで会見を打ち切りにしたい」という事は言えなかったわけだし、

「疲れたから休ませて欲しい」とか「お腹が空いて倒れそうだから何か食べさせてくれ」とか、そういった要求もできなかったと思うんです。

でも会見に臨んだ4人はどなたも高齢で、休憩もほぼなし・食事をする時間もなしで10時間半も対応させるというのはあまりではないでしょうか。

それに、食事も摂らないままたった15分間の休憩だけで10時間半もあーだこうだと言われたら、疲労と低血糖でもう何をしゃべったらいいのかも分からなくなってしまうと思うんです。

そんなやり方をして会見する意味ってありますか？

多分今回の会見を見ていた多くの企業・多くのメディアが「こんな会見になるのだけは絶対にごめんだ」「こんな目に遭わされるなら、世間体を気にしてとりあえず会見を開くというのはやめた方がいい」「はっきりしたことが分かった後できちんと会見を開いてお話をさせていただきますと言ってしまった方が全然マシ」と思ったはずです。

そういった意味からも今回フジテレビが行った会見は様々な賛否を呼ぶことになると同時に

色々な教訓になったのではないかと思いました。